ダンボールって、何色? [ダンボール]

「六畳半に投影した過去も、これから全部、
全部ダンボールに詰め切って ぼくらは進む」
不動産会社のCMからこんな歌詞が流れてきました。
「ダンボールの色」という楽曲です。

引っ越しシーズンの活躍するダンボールですが、
一般的なのは茶色っぽいものでしょうか。

最近では白いダンボールも増えてきて、
ダンボール業者では、お客さんに、
「色は白いのか普通のかどちらがいいですか?」
という聞き方をするとのことです。
普通というのは茶色いもので、材料の生産方法から
「クラフト色」と呼ばれています。

1960年ころから印刷技術が発達して、
ダンボールの表面に
企業名やミカンやリンゴの絵柄のついたものが
出回るようになりました。
それと同時に、外側を白く化粧したダンボールも
増えてきました。

白いものは表側に白い染料を施した紙を
使用するので5%から8%ほど割高です。

ここ数年、白いダンボールの需要が高まっているそうです。
10年ほど前から引っ越し業者が白いダンボールを
使うようになったからです。

心理学者によれば、同じ重さで大きさのダンボールを
持った時の印象が、白に比べて黒では約2倍、茶色で
1.2倍の重さを感じるという実験結果が出ています。

1日に100個以上も運ぶことを繰り返す作業スタッフの
ために引っ越し業者は白いダンボールを採用しているとのこと。

これからは、白が主流の引っ越し業者だけでなく、
ダンボール業者が私たちに問い合わせをするときに、
「(白い)普通がいいか、茶色でもいいか」という聞き方に
なるのかもしれません。


2023-04-24 11:02  nice!(0)  コメント(0) 

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