ダンボール小僧の「パンツ」が見られる展覧会 [ダンボール]

昨年4月に東京藝術大学の学長に就任した「ダンボール小僧」こと
日比野克彦氏。

彼がダンボールを使って1981年に制作した「PANTS」が展示されるのが、
4月15日(土)から大阪中之島美術館で開催される
「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」展。

この展覧会は、1950年代から2010年代までの作品で、出品作家は70名超。
戦後、一般的にはまだ馴染みのなかったデザインという分野が、
広告業界の発展とともに私たちの身近なものとなっている一方で、
アートはその従来の世界を超えた表現を展開している。

そんな「デザイン」と「アート」の境界線はどこなのかが
わかる仕掛けを施した展覧会。

日比野氏といえば、ダンボールアートの第一人者だが、
公開制作など従来のアートから離れた活動を続けている。
藝大3年生の最後の課題『対決』というテーマでの立体作品の制作で、
大学内の画材店の廃材置き場のダンボール箱を解体した素材を使って、
男と女が対決していく門出を祝うウエディングケーキを制作。

「どんどん足していける粘土と、削るしかない石では作り方のリズムが違う。
自分の身体に合う素材が分からなかった。
ダンボールというラフな素材が、アカデミックな素材にない軽さだった」
と、語っている。

それをきっかけに、ダンボール素材の作品を次々と発表。
1982年、PARCOが主催していた「日本グラッフィク展」では、
作品「PRESENT AIRPLANE」で大賞を受賞。
サブカルチャーのトップランナーとなった。
そんな日比野学長の作品も楽しめる。

日程;2023年4月15日(土) – 6月18日(日)
*月曜日(5/1を除く)休館

開館時間:10:00 – 17:00(入場は16:30まで)

入場料:一般  1600円(団体 1400円)
    高大生 1000円(団体 800円)
    中学生以下 無料

場所;大阪中之島美術館
住所;〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−1
電話:06-6479-0550(代表)(10:00– 17:00)



2023-03-27 09:43  nice!(0)  コメント(0)